후리가나로 읽는 일본 고전
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ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)
山の憶い出 上
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 山の憶い出 上(ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 284,014자 · 565화면
荻野君は国師岳を八時少し前に立って、十二時に金峰山に着いた。自分等は十一時少し過ぎに金峰を立って、四時十分に国師の西峰に着いた。更に細別すると、朝日岳の頂上に着いたのが午後一時半で、二時間半を費しているが、鉄山附近で三尺近い残雪の為に路が分らなくなったり雪を踏み抜いたりしたので、三十分余も無駄骨を折ったろうと思う。朝日岳を出立したのは二時であった。其上自分等は四、五泊に要する野営の準備品を各自に背負うて居たから割合に時間を空費したに相違ない。何の道四時間あれば充分であろう。
金峰山は実に立派な山だ、独り秩父山脈中に嶄然頭角を抜いて居る許りではなく、日本の山の中でも第二流を下る山では無い。世に男の中の男を称えて裸百貫という諺があるが、金峰山も何処へ放り出しても百貫の貫禄を具えた山の中の山である。
以上は東の方雲取山から西の方金峰山に至る秩父奥山の梗概である。金峰以西の山に就ては二、三の聞見した所が無いでもないが、それは本文の補正と共に他日実査の上に譲って、茲には案内者のことを一言して筆を擱くことにする。
「●金山部落と瑞牆山」のキャプション付きの写真