일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)

山の憶い出 上

木暮 理太郎

木暮 理太郎의 山の憶い出 上(ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 284,014자 · 565화면

아오조라 문고

私達は此の急崖の縁に孤立した岩壁の中途の段の上に立って暫く躊躇した、南日君は狭間を下りて崖上りを試みようとする。下りるのは左程でもないが登るのが危険であるから強いて留める。私は壁面に蝸付した彼の岩に飛び移ろうかと思った。これが低い方へなら五、六尺は思い切って跳べもするが、向うが少し高いのであるから心配だ。其上人の重みであの岩が脆くも剥がれたら……、考えただけで止めにする。ドサッ! だし抜けに物音がしたので驚いて振り返ると、長次郎が早や屋根程の大岩の斜面に立ってニコニコしている、岩は落ちなかった、しかし彼の早業では落ちても心配はなさそうだ。続いて金作が跳ぶ、源次郎が跳ぶ、猫も杓子も跳んだ。長次郎が大手を拡げて一々油断なく引張り上げる。面白くなって私達も跳ぼうとする、金作が「旦那方に間違があっては済まない、少し待ったぞ」と言いながら、ずっと近く寄りさま両膝を突いて身構えた、一尺下れば背後は絶壁であるとは其時知らなかった。源次郎が右の方から金作の帯を確と握って、片足を岩角にかけて反身になる、長次郎はしっかりしっかりと懸声しながら矢張りニコニコして様子を伺っている、「サア旦那、死なば諸共だ、旦那方一人や殺しやしない」