일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)

山の憶い出 上

木暮 理太郎

木暮 理太郎의 山の憶い出 上(ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 284,014자 · 565화면

아오조라 문고

四月上旬には此処から残雪があって、法師の手前のムタコ沢の落合まで断続していた。其頃は新緑も未だ萌えず、路傍の蕗の薹だけが雪解の跡の赤土から淡緑の頭を擡げていた。落合から温泉までは三尺以上の雪が固く凍っているので其上は歩きよかった。家の前には屋根から下ろした雪が七尺も積っていた。いつも花の盛りである裏庭の桜は蕾がまだ固かった。

「●相俣宿と小出俣岳」のキャプション付きの写真

●相俣宿と小出俣岳

温泉宿は今の湯元の長寿館のみである。建物は幾棟にも分れて可なり広い。浴室は男女の二室に分れ、屋根が高く中はゆったりしている。大きな浴槽が二つあって、底は孰れも天然の小石である。湯の湧き出している河原を囲って浴槽にしたのであるという。湯は適温よりも少しぬるい方である。無色透明であるが少し青味を帯びているせいか、其中に浸ると体が透き徹る程白く見える。温泉好きの私は時を選ばず一昼夜に五、六回も入る。夜半に起きて湯気の中に霞む薄暗いランプの光に照され乍ら、長々と手足を伸していつ迄も独りで湯に浸っている心持は何ともいえない。しかし自動車が通ずるようになっては、この素朴もいつか失われるであろう。