후리가나로 읽는 일본 고전
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がくせいものがたり
楽聖物語
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 楽聖物語(がくせいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,667자 · 381화면
まで忘れ兼ねて、七十歳近い老婆エステルの、皺だらけの顔から、十八歳の昔を見出そうと、必死になっていたのである。彼は彼女の住む寒村に生命を集中し、「この秋は、彼女の傍で一か月暮そう。もし彼女から手紙が来なかったら、僕はパリのこの地獄の中で死ぬことだろう」と言うベルリオーズであった。
彼はパリの往来の石の上に坐って泣いた。が、老女エステルにこの狂人沙汰が理解されるはずもない。「今さらそれが何になろう」と彼に書くのが精々であった。だが、老いたるベルリオーズは、それにもかかわらず、彼女の傍で死ぬことばかり夢見ていた。「お前の足下に坐り、お前の膝に頭をのせ、お前の手を握って――」と、そう書くのが六十歳の少年ベルリオーズの心意気だったのである。
この小児の心の持主が、音楽上においては、最も革新的なる仕事を、大胆率直にやり遂げる闘士だったのである。傑作「ファウストの劫罰」はベートーヴェンの死の翌年には着手され、その翌々年―一八三〇年には、早くも標題楽の最初の傑作「幻想交響曲」に着手し、近代音楽の※棘の途を開きつつあったのである。
その頃はリストはもちろんのこと、ワーグナーの「リエンツィ」