후리가나로 읽는 일본 고전
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がくせいものがたり
楽聖物語
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 楽聖物語(がくせいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,667자 · 381화면
作品三のソナタと歌謡集を発表したのは十七歳の年。二十歳の時にはもう若いヴァイオリニスト、レメニーと組んで、ハンガリーへと楽旅に出かけるブラームスであった。
ある田舎の小さい町で演奏会を開いた時のことである。開会直前、舞台のピアノが普通のピッチより半音低く調律されていることを知って、まずレメニーは蒼くなった。が、開場時間が切迫してどうすることも出来ない。ブラームスは平然としてそのピアノに向い、半音高く移調しながらクロイツェル・ソナタを全部暗譜で弾いてしまった。それを聴いて一番驚いたのは、偶然聴衆の中に交っていた大ヴァイオリニスト、ヨアヒムであった。さっそく交を求めて、生涯水魚の念いが変ることがなかった。
ヨアヒムはブラームスを発見すると、さっそくこの優秀な青年音楽家を、その頃ワイマールに一大音楽王国を建てているの観あった大ピアニストにして大作曲家なるリストに紹介してやった。ブラームスを迎えたリストが、その持前の寛容と懇切で、どんなによくブラームスを遇したかは言うまでもない。まず自らピアノに坐って無名の一青年ブラームスの作曲した「スケルツォ」を、汚い譜面を判読しながら超人的な理解で弾き、さらにブラームスの第二ソナタに対して、熱心な興味を示してくれたりした。