후리가나로 읽는 일본 고전
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がくせいものがたり
楽聖物語
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 楽聖物語(がくせいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,667자 · 381화면
「第三シンフォニー」を公にしたのは一八八四年で、八六年には最後のシンフォニー「第四」を発表した。第一シンフォニーを出してからちょうど十年、この四十歳から五十歳の間は芸術家としてのブラームスの絶頂期で、数々の名曲はその期間に集注されたの感があった。その後の作曲には「ヴァイオリンとチェロの二重協奏曲」及び「クラリネット五重奏曲」という二つの大傑作があり、ブラームスの晩年を輝く夕映のように華やかにしたが、一八九六年頃から肝臓癌の症状が著しくなり、本人の知らぬ間に病勢は進んで、六十四歳のブラームスはもはや昔の威風はなかった。一八九七年一月楽友協会の演奏会で桟敷のブラームスは立って自作への喝采に応えたが、かつて碧く清かりし眼は曇り、血色の美しかった頬は蒼ざめて、死の色が濃くこの大作曲家の立派な顔を侵すのを見て、聴衆は熱心にハンケチを振りながら涙を呑んだ。
越えて三月、継母への優しい手紙を絶筆に四月三日この孤独にして偉大なる魂は天に還った。葬儀の日、涙と共に歌われたブラームスの「ドイツ鎮魂曲」の一節は「死に行く者の活動はやむとも、その作品は世に残さん」というのであった。