일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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がくせいものがたり

楽聖物語

野村 あらえびす

野村 あらえびす의 楽聖物語(がくせいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,667자 · 381화면

아오조라 문고

てしまったのである。

エステルハツィの宮殿は、善尽し美尽したものであり、その楽員達はこの上もなく優遇されたが、ただ宮廷の規則がやかましかったために、楽員達は容易にお暇が貰えず、訪ねて来る家族も一昼夜以上は留め置くことが出来なかった。ハイドンはこの楽員の淋しさと悩みを訴えるために、有名な「告別交響曲」を作ったと言われている。曲は第四楽章の終曲に入ると、自分のパートのなくなった楽員は、一人ずつ、一人ずつ、譜面台の前の蝋燭を消してステージから去り、最後に第一ヴァイオリンが二人と指揮者だけが残って、哀れ深い曲を終るのである。ステージの淋しさは気も滅入るばかりであった。聡明なエステルハツィ侯はハイドンの諷諌の意を悟って、楽員に暇をやったことは言うまでもない。

ハイドンの悪戯っ気は、マリア・テレジアにお仕置されて以来、死ぬまで続いた。諧謔好きで、陽気で、邪念のないハイドンは、子供好きで有名でもあった。街を歩くと、大勢の子供達はハイドンの後からついて来て離れなかった。ある日ハイドンは、町の玩具屋へ行ってあらゆる鳴物の玩具を求め、それを自分の楽員達に配って、新作の交響曲を演奏させた。