후리가나로 읽는 일본 고전
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면
それで城下の馬鹿どもはお前を如来の産まれ変わりだの活き仏だのと云うそうじゃ」
「それはいかにも覚えがある」老人は厳然と云い放った。「憐れな者を助けるのは人間普通の人情じゃ……」
「助けるものなら土地生え抜きのこのお三婆が助けるわい」
「それなら二人で助けようぞ。これには異存があるまいがの」
老婆は顔をふくらませたが異存を唱える筋もないので話を他へ持って行った。
「のうお爺さん、昨日のように、術くらべをしようじゃあるまいか。伊賀流とかいう忍術と、わしが勝手に発明した吹矢流という忍術とどっちが勝つか負け鬮ひくか、比べて見ようじゃあるまいか」
「術くらべをするのもよいけれども、また今日も恐らく勝負はつくまいよ――それよりどうじゃな、お婆殿、一つ問答しようじゃないか」
「なるほどそれも面白かろう。それでは私も腰をかけてゆっくり問答しようかの」
お三婆は庵室の縁へドッカリと腰をおろしたが手から吹筒は放さなかった。
「そもそも伊賀流の秘訣というは阿吽の呼吸これ一つじゃ」老人は静かに説き出した。「吽と閉じれば姿が消え、阿と口を開けば姿が見える。吽の間の長い者こそ流儀の極意の体得者じゃ」