후리가나로 읽는 일본 고전
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면
四郎盃を持て
老師は呟いて隠れ場所を周章ただしく見付けようと眼を配ったが、廊下は灯火に照らされて真昼のように輝いている。身を寄せるような物の蔭もない。
四郎盃を持て
「ううむ、どうも仕方がない。思い切って彼奴らと衝突るかな」
オースチン老師は当惑し数馬の方を振り返った。数馬もはたと当惑し、ただ突っ立つばかりである。その間も着飾った人の群は静かな足取りで次第にこっちへ近寄って来る。
と、不意に列は立ち止まった。彼らは三人を見付けたと見えて一斉にこっちを眺めている。
「さて、いよいよ危険になったぞ。数馬殿覚悟をなさるがよい」オースチン師は注意した。
「切って切って切り捲くる時節がいよいよ到来しましたかな」数馬は元気よくこう云いながらそっと刀の目釘をしめす。
その時、一人の若い武士が列からヒラリと離れたかと思うと、小走りにこっちへやって来た。
「これはこれはオースチンご老師ようこそおいでくだされました」その若い武士はこう云うと莞爾に笑って頭を下げ、
「お聞き及びでもござりましょうが、我らが主君鬼王丸、今夜結婚いたすについては、是非ともご老師のご臨座を得たく、お招き致そうと存じおりましたおりから、わざわざのお出で恐縮至極、失礼なきようご案内申せと私めに命令これありましたれば、なにとぞこちらへお出でくださるよう。