후리가나로 읽는 일본 고전
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면
四天王を従えて
いやとんだ所へ来てしまったぞ」
もう少し様子を調べようとオースチン師は廻廊をズンズン左へ歩いて行った。と廻廊は突き当たり、三人ばかりの衛兵が、槍を握りながら立っていた。老師を見ると恭しく、一斉に一揖したものである。
「や、これはこれはご叮寧に……」老師は微笑を湛えながら衛兵達へ挨拶したが、隊長と覚しい一人の武士へ慣れ慣れしい口調で話しかけた。「よい天気ではござらぬかな。おおよく朝陽が射し込みますな。するとこの廊下は東向きじゃの?」
「はい、東向きでござります」
恭しい調子で隊長は云った。
四天王を従えて
こんな事を云いながら尚老師は慣れ慣れしい態度を続けたが、
「ところで私達の住んでいるこの素晴らしく立派な城砦は、岩石ヶ城全体としてどの方角に当たっているかの?」
「東北の方角に当たっておりまする」
「して本丸はどの方角じゃ?」
「城の中央にござります」
「城砦の数は幾個ござるの?」
「は、四つござります」ここまで答えて来て隊長はにわかに固く口を噤んだ。喋舌り過ぎたと思ったからである。
オースチン師がどのように訊いてももはや一言も答えなかった。で老師は引き返したが心の中には岩石ヶ城の大略の図形が出来上がっていた。