후리가나로 읽는 일본 고전
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면
垣の外から傀儡師
それはそれとして鳰鳥とかいう、殿を騙かすその婦、どのような毒婦なのでございましょう?」
「その鳰鳥という女は、藪原の遊女でございましたが、どうして容貌と云い人品といい、高貴の姫君と申しましても恥ずかしからぬ艶かさ、それに、生花、和歌、茶の湯、曲舞、小鼓、何んでも出来て、その上才智も人に勝れ、度胸もあれば勇気もあって並々ならぬ不思議な女――不思議と申せば、その女子には、奇怪な癖がございました。時々正気を取り失い、体も冷えれば呼吸も絶えて、全くこの世から去りまして、仮死の状態になりますので」
垣の外から傀儡師
婦の顔はそれを聞くと再び颯と蒼褪めた。
侍は早くも見て取ったが審かしそうに訊き出した。
「いかにあなたが隠されても隠しおわせは出来ますまい。ただ今私が申し上げました鳰鳥と申すその女をご存知あるに相違ない。全くご存知ないならば、私の申し上げる話を聞かれて顔色を変えられる筈はござらぬ!」
侍の声はやや鋭い。と婦はしばしじっと、あらぬ方へ眼をやって黙っていたが、やがて微妙に微笑して、
「その疑いはごもっともながら、これには仔細がございます。何をお隠し致しましょう。