후리가나로 읽는 일본 고전
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면
石川五右衛門
「なるほどそうか。ふう、なるほど。二人ながら逞しい奴らじゃの。いったい何しに来たのかな?」
「私の素姓をつきとめるために追従いて来たのでもあろうかい――呼び寄せて訊いて見ようかの」
「眠気ざましに面白かろう。さっさとお前呼ぶがいい」
老人はそこで手を拍った。するとはたして林の中と土手の蔭から二人の武士が、見えぬ手に引かれでもしたように鷺足をして進んで来た。
庵室の前まで二人が来ると老人はまたも手を拍った。二人はハッと正気づいてそのまま大地へ膝をついた。
「お前達いったい何者じゃの?」老人は厳めしく問い詰めた。
「ハッ」と二人は顔を上げ老人を恭しく見上げたが、年長らしい一人の武士が声をひそめて名をなのった。
「拙者は大坂の浪人者、木村常陸介と申します」
石川五右衛門
「もう一人の名前はなんと云うな?」
「某事は」と若年の武士はそれに続いて名のるを聞けば、
「加賀大聖寺の郷士の伜、石川五右衛門にござります」
「石川五右衛門に木村常陸介。何用あって愚老の後を城下から追従けて来られたな?」
「それには仔細がござります」常陸介は熱心に、「ご尊名はかねがね雷のように大坂において承わり、お慕わしく存じおりながら今までご尊顔を拝すことも出来ず残念に存じておりましたところ、今回心を決しまして、忍術の奥義の一手なりとご教示を得たく思い立ち洛外大原