일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

つたかずらきそのかけはし

蔦葛木曽棧

国枝 史郎

国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면

아오조라 문고

物の怪に狂う吾妻姫

まずそれまではお身大切に……」

「あなたもお体ご大切に。旅中ご注意遊ばすよう」

「申すまでもないがお師匠様を、どうぞご大事に遊ばすよう」

「しかと心得てござります」

いざ、と常陸は立ち上がった。脚拵えも厳重に編笠を深くいただいて枝折戸をあけて野路へ出た。才蔵もそこまで送って行きそこでまたもや会釈をする。

「おさらばでござる才蔵殿」

「これでお別れ申します」

常陸はスタスタと歩いて行く。丈なす薄の穂の蔭にやがて姿は隠れ去った。

物の怪に狂う吾妻姫

暮れるに早い秋の日が、釣瓶落としに暮れかかり、晴れていた空が曇ると見る間に、時雨がハラハラと落ちて来た。見る見る野面や山の肌は霧にこめられて真珠色となり、庵室の庭に咲き乱れた百千の秋の草花は、濡れて一層色を増した。

雨はやみそうにも見えなかった。

庵室の中では三太夫が鼾をかいて眠っている。容易に醒めようとも思われない。一、二度才蔵は側に寄って肩に手をかけ揺りおこしたが眠りはついに醒めなかった。

才蔵は夕餉の仕度をしようと厨の釜に火を仕掛けた。庵室の中は静かである。

その時、枝折戸を外から開け、狩装束の侍が三人庭先へはいって来た。