후리가나로 읽는 일본 고전
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면
「どことどことに地下道があるか、どうぞしてそれだけ知りたいものじゃ。その地下道を利用する以外にはここを遁がれる道はない。『四四本丸』のこの城はつまりそれほど堅固なのだ」
こう口の中で呟きながら鳳凰の間へ帰って来た。朝食でもあろう、折敷に載せた数々の食物が置いてある。そして給仕の女と見えて美しい娘がその前にじっと行儀よく坐っている。
「これはこれは山海の珍味、さあ市之丞殿芳江殿、遠慮なく戴こうではござらぬか。我らは大事の囚人じゃ。まさかに毒をくれもしまい。どりゃ、愚老から毒味致そう」
オースチン師は躊躇もせず、あるだけの食物へ箸をつけた。若い二人もその後について、ようやく空腹を充たさせたのであった。
給仕の女の去った後で、オースチン師は二人の者に城の構造について説明した。しかし説明の終えない中に、静かにこちらへ近寄って来る数人の跫音が聞こえて来たので、オースチン師は口を噤んだ。
間もなく一人の老武士が血気の壮夫四人を従え、部屋の中へ現われたが、他ならぬ武者所鬼王丸で、四人の壮夫は彼の四天王、白虎太郎に青竜二郎、玄武三郎に朱雀四郎であった。いずれも名前に象った、白虎、青竜、玄武、朱雀、の紋を付けた衣裳を着、さも業々しく押し列んだ。