후리가나로 읽는 일본 고전
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면
誠の使者か贋物か、どれちょっと隙見してやろう」
地丸左陣は立ち上がると襖を開けて廊下へ出、その廊下をツカツカと進み、鉤手に曲がる曲がり鼻に立って、玄関の様子を窺った。
使者と見えて一人の人物――年は若く眉目清秀衣裳大小もまことに美々しい、立派な武士が大刀を提げ今玄関を上がるところであったが、その後につづいて現われたのは、匂うばかりに美しいまだ妙齢の乙女であった。裲襠姿眼も眩く、足の運びも水際立ち武士の後から歩いて行く。二人の姿が奥へ消えると、鳥市の云った進物なのであろう、十個の大行李が次々に奥の方へ運ばれる。
「益※(二の字点、1-2-22)解せない、不思議千万」
地丸左陣は肩を聳かし唸るかのように呟いたが、
「いかさま立派な武士の様子、使者と云えば使者にも取れるが、また胡散にも思われる。それに美貌のあの乙女、処女とはどうしても受け取れぬ。……とまれ衣裳を改めて、客殿へ伺候するとしようか」
部屋へはいって手を拍つと、隣りの部屋から婢女が恐る恐る現われた。
「式服を持て」
と云い付ける。衣裳を着替え大小ぶっ込み、やおら廊下へ立ち出るとバラバラと現われた手下の猛夫ども、「従いて来るにゃ及ばねえ」