후리가나로 읽는 일본 고전
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면
死ぬのは厭
死ぬのは厭
こう云う右京次郎の演説は、人足どもを勇気づけた。
人足どもは力を合わせ味方勧誘に着手した。そうして十日と経たない中に、予定通りの三百人が、味方となるべく集まって来た。
しかし、梟雄地丸左陣がこれに感付かない訳がない。
彼は部下の諜者から、この企てを聞き知った。
「うん、そうか、面白い」
地丸左陣は驚きもせず、
「では二度目の脱出は十一月の十日なのだな?」
「ハイさようでございます」諜者の小六は頷いた。
「勝手に脱出するがいい。そうだもしも出来ることなら」それから左陣は部下のうち重立った者どもを呼び集めた。そうして彼は演説をした。
「オイ、皆んな聞くがいい。水晶山の人足どもが脱出をするということだ。その主謀者は右京次郎だ。ところで、飛鳥井右京次郎は、一種変わった人間だ。殺すには惜しい人間だ。味方に付けたい人物だ。とは云え再々人足どもを煽動されては耐らない。山寨の平和が破られる。ではどうしたらいいだろう」
すると部下どもは口々に、
「殺さなければなりません。彼奴は謀反人でございます」
「彼奴をいつまでも生かして置いたらその中きっと逃げてしまいます。殺さなければなりません」