후리가나로 읽는 일본 고전
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면
と呼ぶ者があった。
と、一人が立ち上がった。兵器長の力主であった。
「拙者は朱主に反対である。朱主は戦いは敗けだと云う。しかし拙者はそうは思わぬ。戦争は我が軍が勝つのである。まず兵器から云う時は、比較にならぬほど優秀である。次に軍略から云う時は、我が国人は怜悧である。軍略もうまいに相違ない。第三に地勢から云う時は、敵は谷底、我は山上、我らに利あることは云うまでもない。そこで拙者は主張する! よろしく戦端をひらくべしと!」
「賛成!」「不賛成!」「賛成!」「不賛成!」
ひとしきり場内は混乱した。
「賛成」「不賛成」
と、一人が立ち上がった。兵糧長の米主であった。
「俺ら戦には反対だ!」ぞんざいの口調でやり出した。「いったい兵糧をどうするつもりだ。在庫米はわずかしかねえ。ものの一月とは支えられめえ。一月のうちに勝てばいい。が、そいつはむずかしい。さて戦が永引くとする。どこから兵糧を持ってくるな? これまでは俺らは獣人族から、安い値段で瞞くらかし、兵糧を仕込んで来たものだ。だが戦争が始まったら、あいつらは糧道を断つだろう、そうなると俺らは饑え死にだ。死んでしまえば事は早い。