후리가나로 읽는 일본 고전
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
村井 弦斎의 食道楽(くいどうらく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 160,757자 · 321화면
第十七 お不在
書生もその体裁の立派なるを見て満足し「これなら上等だ。代はいくらになる」番頭「ヘイ、お半襟が六十銭、大奉書が二枚で六銭、熨斗と水引で三銭五厘、皆んなで六十九銭五厘になります」書生「サア代を遣る。これなら八十位な婆さんにかけられて若い女には不似合だろうな。若い女にも用いられると少し不都合だが大丈夫かな」番頭「お若いお方にはとても向きません」書生「それで安心した」と品物を携えサッサと下宿屋へ戻り大原にそれを渡して大袈裟の吹聴「大原さん、小間物屋へ往ったところが今度新製の半襟で実に最屈強なものがありました。御覧なさい、これはブラッシ天というものです」大原「なるほど、しかしこんなものを若い人がかけましょうか」書生「それが渋い処で、この頃は何でも渋いものが大流行。貴君はそれを御存知ありませんか」大原「イヤ一向知りません。代価は」書生「六十九銭五厘」大原「安いようですな」書生「安いけれども珍らしい処に価値がある。マアこれを持って往って御覧なさい、向うの人がどんなに悦ぶでしょう」と言葉巧みに押し付ける。大原は世事に疎し「どうかこれで向うの心を惹きたいものだ」
第十七 お不在