일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くいどうらく

食道楽

村井 弦斎

村井 弦斎의 食道楽(くいどうらく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 160,757자 · 321화면

아오조라 문고

第四十七 杉の割箸

第四十七 杉の割箸

それより数日を過ぎ、大原満と小山夫婦は中川の招きによりてその家に会しぬ。大原の愉快限りなし。先の日はお登和嬢の御馳走を飽食したれども心中に懸念する所ありていまだ嬢の温情に浴せず。今日は嬢の手料理に飽かんよりもむしろ嬢の温情に飽かん。未来の我が妻、外に得難き良夫人と心はあだかも春風に包まれたる如し。春風は庭にも来にけん、梅花の香馥郁として室に入る。室は綺麗に掃除されたり。床の間の掛物、花瓶の挿花、置物の工合なんど高雅に見えて一入の趣きあるは書生上りの中川が嗜に非ず。これもお登和嬢が才覚なるべしと何を見ても大原は嬢の徳を懐い嬢の才を賞す。やがて大なる食卓は客の前へ運び出だされたり。四角に見えたる食卓ながら横に板を抽き出して支えの腕木を箝めければ忽まち長方形の大なる食卓と変じぬ。大原はこれも珍らし「ハハア平生は四角に小さくなっていて大勢の時にはこう長く抽出せるのだな、これは非常に便利だ。今にお登和嬢と結婚したら早速こういう物を造らせなければならん」と今は何物をも等閑に見ず。食卓掛の白き布は下女によりて掛けられたり、硝子のバター器塩壺ソース芥子の器なんど体裁好く卓上に配置せられたり。