후리가나로 읽는 일본 고전
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
村井 弦斎의 食道楽(くいどうらく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 160,757자 · 321화면
第七十三 今朝の飯
と小さく呼ぶ。
第七十三 今朝の飯
末には我身の家なれども今はまだ他人なるお登和嬢、男主人の大原に近しく言葉を交えん事も憚りありて台所口よりそっと婆さんを呼び「婆やさん、今朝はどうでしたね、御飯が無事に出来たかね」と自分は婆さんに尋ぬる気なれど主人の大原が今はお登和嬢を余所人と思わず、奥よりその声を聞付けて台所へ出で来り「お登和さん、マア此方へお上りなさいな。ナゼそんな処に立ているのです、ズット奥へお通りなさい。今も婆やを貴嬢の処へ上げてお昼の副食物を伺おうと思っていた処です。イヤモー貴嬢が一々教えて下さらなければ三度の食事も戴く事が出来ません。今朝なんぞは心のある飯が出来て生米のような処もあるし、といってグチャグチャしてお粥のようでもあるし、さすがの僕も閉口して食べられません。それでお釜の底の方は半分焦げて狐色になっているのです。何という飯だか僕も初めてあんなものに出逢いました。婆や、ちょいとその御飯をお目にかけて御覧」と婆さんをして飯櫃を持出さしむ。お登和嬢もツイその話しに惹入れられて台所口より勝手の小座敷に入り何か風呂敷に包みたる皿のようなものを婆さんに渡して「ちょいと其処へ置いておくれな。