후리가나로 읽는 일본 고전
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
村井 弦斎의 食道楽(くいどうらく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 160,757자 · 321화면
文学者に一番必要な資格は誠心実意でないか。いかに文章が巧みでも筆の先で鬼神を泣かしめる力があってもその精神が欠けていたら何の役にも立たん。口で品行論を唱えてもその身が不品行であったらばどうして人を感化し得るだろう。筆で道徳論を書いてもその身が不道徳をしては誠心実意何処にある。いやしくも文筆を以て世に立つものは社会を感化するという心でなければならん。世道人心に裨益するという精神でなければならん。それを今の世には悪くすると大間違いの心がけがある。世人の気に入るように文を書くという人もあるが、世人の気に入るのは幇間の仕事と同じ事だ。恋愛小説を書いて青年男女に媚びようとするのは幇間が旦那を取り巻くと異る処はない。巧みだと評せられて文筆の能事おわれりと思うのも大間違い。巧妙の点を求めたらば俳優の演劇にも巧妙はある。軽業師の曲芸にも巧妙はある、文筆の巧妙も軽業師の巧妙もその点ばかりは甲乙がない。然らば何の点が文筆に貴いかというのに精神を以て人を感化する力がなければ文学は社会の贅沢物だ。即ち世人をしてありがたいと感激せしむる分子がなければ何の役にも立たん。筆の先で文章を書く量見では決して世道人心を裨益する事が出来ん。