후리가나로 읽는 일본 고전
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ロザリオのくさり
ロザリオの鎖
永井 隆
永井 隆의 ロザリオの鎖(ロザリオのくさり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,351자 · 213화면
宗教は神より下さるる恩寵の賜物であって、下から人間がいくら登ろうとしたって手の届くものではない。物理的にたとえて言えば次元がちがうのである。
しからば真理を把握せんと欲する者が科学道を精進するは労して効なきものか? しかり、まさにしかり。
真理を把握するの道はただ一つ。カトリック信仰のみ。幼な子のごとく単純なる「我信ず」の一念のみが必要にして充分な真理把握の条件である。科学もいらぬ、芸術もいらぬ、知恵もいらぬ、物資もいらぬ、時間もいらぬ、手続きもいらぬ。これこそきわめて簡単にして確実な方法であり、これ以外に道はない。
それならばなぜ君は自然科学に一生をささげているのだと詰問されるにちがいない。そうすると私は「お父さんたる神様の底知れぬ力や、大きな仕事や美しい秩序をこっそりのぞかせてもらいたくってね」と、ちょうどおいしい夕飯のご馳走をお母さんがいったいどんなにして作るのかしらとお台所をのぞいては、その天火や泡立ち器などの巧みな使い方に驚き喜びかつ感謝する子供のごとく赤くなり首をすくめて言うだろう。
私は真理を得んとして科学の道を踏み出しそれを行き行きて行き尽くし、ついにここは真理の近似値を手にするだけのことであるのを知った。