후리가나로 읽는 일본 고전
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ロザリオのくさり
ロザリオの鎖
永井 隆
永井 隆의 ロザリオの鎖(ロザリオのくさり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,351자 · 213화면
山田市太郎さんが本尾の青年に相談した。本尾の岩永君らはやりましょうと乗り出した。それは十二月二十四日の午後のことであった。私も杖をついて天主堂へ行った。私は力が出ないからそばに座って祈るだけである。司祭館の焼け跡に、注文しておいたかのごとくチェーンブロックがあったのはいったいどうしたことだったろう。これがあるからには作業は順調に進むだろう。
一同はまず地にひざまずいてロザリオの祈りをとなえた。そして神のご光栄を賛美するため今夜のクリスマスにはこの煉瓦の塊の底にのぞいている鐘が空中につり上げられて鳴りますようにと一心に祈った。私ひとりはその場にひざまずいてずっとロザリオを祈りつづけることにした。青年たちは山田さんの指図を受けて鐘のつり上げ作業を始めた。鐘楼のドームが横ざまに落ちている。それから煉瓦塊の山に丸太をわたし、それにチェーンブロックをつけた。あたりの煉瓦塊を片づけて鐘を露出した。それにチェーンブロックのかぎを引っかけた。さて、いよいよ引き上げだが、はたしてうまくゆくかどうか? なにしろ大きな煉瓦のかたまりが崩れたまま不安定に積み重なっているので、どれか一つのかたまりが妙にぐらりと動くと、そばにうず高く重なっている全体が今にもガラガラと落ちて来そうである。