후리가나로 읽는 일본 고전
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ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)
山の憶い出 上
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 山の憶い出 上(ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 284,014자 · 565화면
いる。
曾て「秩父の奥山」なる記事を書いた時、私は今日の秩父山が、渓流の澄と、森林の蓊鬱と景趣の幽邃とに於て、其権威の絶頂にあるものであると曰うた。連脈の長大と深奥とは、自然の結果として此三者となりて現れ、此三者は相俟って色彩の美を煥発する要素であることは、別に多言するまでもない。
更に地質の上からいうと、秩父の奥山の主脈は大略之を四つに分つことが出来よう。第一は西の小川山から甲武信岳の附近に至る金峰、奥仙丈山塊を含むもの。第二は甲武信岳附近から雁坂峠に至る甲武信山塊、破風、雁坂山を含むもの。第三は雁坂峠から将監峠に至る古礼山、唐松尾の連脈を含むもの。第四は将監峠以東白岩山附近に至る竜バミ、大洞、雲取の諸山を含むものである。第一は全部花崗岩、第二は花崗岩と古生層と相半し、第三は山腹以下花崗岩(石英閃緑岩)にして其以上に古生層を戴けるもの、第四は全部古生層から成っている。此等を源頭とせる各渓谷の特長、相互の比較等、挙げ来れば面白い幾多の問題が存しているが、今一々之を論じている訳にゆかぬ。若し秩父山を旅行したいと思われる人達が、私が分けたように四つに区切りして、一つ宛山や谷を探られたならば、必ず面白い結果が得られるに相違ないと信ずる。