후리가나로 읽는 일본 고전
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がくせいものがたり
楽聖物語
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 楽聖物語(がくせいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,667자 · 381화면
ミュンヘンからシュトゥツトガルトに行ったとき――一八三一年九月八日、故国ポーランドの首都ワルシャワが、ロシア軍のために占領されたというニュースを聴いた。ショパンの悲嘆と憤激は想像に余りある。蒲柳の質に宿した獅子の魂が「練習曲ハ短調=作品一〇の一二(革命)」となって作品の上に表れたのは、この祖国愛の慟哭であったのである。
二十一歳のショパンは、とうとう憧憬のパリにはいった。一八三一年のパリは文字通り世界文化の中心で、さながら燎乱の花園であった。ユーゴー、ジューマ、バルザック、サンド、シャトーブリアン、ボードレール、メリメ等の文壇の巨星雲の如く、一方楽壇にはベルリオーズ、マイエルベール、ロッシーニ、リストが各々勢威を張って相対していた時であった。
その渦中に二十一歳のショパンが飃然として若い姿を現したのである。最初は知る人もなき異邦人であり、パリの音楽家も、好楽家も、一般聴衆も、もとよりショパンの音楽を理解するはずはなかった。次第に襲い来る経済的窮乏は、ショパンにアメリカ行を思わせたが、間もなくラジヴィール公の知遇を受け、その紹介で若きショパンは、一躍楽壇の流行児にまで押し上げられてしまったのは不思議な好運であった。