후리가나로 읽는 일본 고전
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がくせいものがたり
楽聖物語
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 楽聖物語(がくせいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,667자 · 381화면
シューマンはブラームスの作品を見てすっかり有頂天になり、自分の主宰する雑誌「新しき道」にブラームスの発見を報告して、最大級の讃辞を呈した。青年ブラームスはそのため一挙天下知名の音楽家になったが、その代り一部の間に多くの反感を植え、嫉妬の眼でみられるようになったことも事実である。
ブラームスの生涯、わけてもその音楽に対するシューマン夫妻の影響は非常に大きい。ブラームスが俗流に媚びず、新奇なもの浮薄なものを峻拒して、一生地味で冴えない――が最も芸術的な音楽を作り通した非妥協的な態度はブラームス本来の性格によることではあるが一部は理想家シューマンと聡明なクララ夫人の感化によるものと言っても決して間違いではないと思う。シューマンがロマン派音楽の闘士として、あれだけのことをしたのは、クララの激励が大いに与っていることは疑いもないように、シューマンの死後、遙かに歳下のブラームスに対して、才媛クララの影響がなかったとは決して言えない。クララ夫人のピアノの手並と、その聡明さについては、文献を通して、我らはかなり彷彿することが出来るのである。
一八五四年、脳を病んでいたシューマンはライン河に投身して危うく救われた。