후리가나로 읽는 일본 고전
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がくせいものがたり
楽聖物語
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 楽聖物語(がくせいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,667자 · 381화면
を町の楽隊に提供して演奏してもらうことになった。期待と得意にワクワクしているドヴォルシャークと、それを取巻く人々の前に、ポルカは嚠喨と鳴り響いた――いや、鳴り響くはずであったが、いきなり音楽は調子外れの不協和音に混乱させられて、驚き騒ぐ人々の前にその醜い音楽はおわってしまった。あとで指揮者が調べてみると、Fのトランペットの譜が実際演奏されるように書くべきのを、ドヴォルシャークの不用意と無知のために、原調のまま書かれてあったことが解り、若い町の作曲家は穴へでも入りたいような恥をかかなければならなかった。
しかし、ドヴォルシャークは、それっきり諦めるような少年ではなかった。自分の無知と不注意とに気がつくと、一段の勇猛心を振い起して、ひたむきに音楽修業へと志したのである。父親がその無謀らしい望みを容易に許さなかったのも無理のないことであった。ポルカさえ満足に作れない伜は、やはり田舎で、親譲りの肉屋と旅籠屋を経営していく方が無事らしく見えたのである。
数か月にわたる議論と懇願と、叱責と慰撫とが続いた後、父親もとうとうわが子の熱心に動かされずにはいなかった。