일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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がくせいものがたり

楽聖物語

野村 あらえびす

野村 あらえびす의 楽聖物語(がくせいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,667자 · 381화면

아오조라 문고

続いて「四季」と「七つの言葉」が作曲され、音楽家としてのハイドンの労作は終った。

長い隠棲の後一八〇八年、七十七歳のハイドンは、自作「創造」の演奏に臨んだ。老大作曲家の最後の思い出だったのである。肱掛椅子のまま会場に運ばれたハイドンは、演奏の進行と共に、次第に昂奮が加わり、「そこに光ぞ現れける」の一節に至ると、感激のあまり立ち上って天の一角を指し、「彼方より」と絶叫して人事不省に陥った。

その後病床に親しんだハイドンは、翌一八〇九年五月、フランス軍がウィーンに侵入してハイドンの家近く砲丸が落ちて来たとき、起き上って着物を換えさせ、驚き騒ぐ家人達に、「恐れることはない。ここにハイドンがいる限り、何事も起る気遣いはない」と言いながら、ピアノの前へ行って、自作のオーストリア国歌を三度繰り返して弾いた。ハイドンの作ったオーストリアの国歌は世界の数ある国歌のうちでも、芸術的な美しい国歌として有名である。

ハイドンの自信の通り、侵入して来たフランスの軍隊は、ハイドンの家へはどうもしないばかりでなく、フランスの士官達はわざわざ老ハイドンを訪ねて敬意を表した。

その年(一八〇九年)五月三十一日、ハイドンの魂はついに天に還り、質素な――が立派な葬列には、敵国フランスの儀仗兵まで付けられた。