일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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がくせいものがたり

楽聖物語

野村 あらえびす

野村 あらえびす의 楽聖物語(がくせいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,667자 · 381화면

아오조라 문고

父のレオポルトは音楽家で野心的で、その娘ナンネル(マリア・アンナ)と、ナンネルの弟ヴォルフガングを、天才少女少年に仕立てる術を心得ていたのである。

父親の教育はきわめて巧妙であったらしく、サーカスの獣を馴らす鞭の方法にさえ例えられているが、幸いにしてモーツァルト姉弟は、全欧のジャーナリズムにやんやと持て囃される天才児になったばかりでなく、弟のヴォルフガングは、その驚くべき天才の芽生えを少しも傷つけることなく、生涯音楽に対する情熱を持ち続ける素地を作ることが出来たのである。

モーツァルトの天才は、早熟な大音楽家達の間にも、全くズバ抜けたものであった。後世音楽の部門において、天才と言えば、必ずモーツァルトを例に引き出すのも決して無理のないことである。例えば、五歳の年上なる姉のナンネルの稽古を見て、ピアノを鳴らすことに興味を持ったのは、彼がわずかに三歳の時であったと言われている。

四歳の時には、一度聴いた曲を、何の間違いもなく弾いたうえ、姉の五線紙の上に、自作の「メヌエット」を書いて人を驚かせ、六歳の時は「コンチェルト」を書き、七歳で最初の「ソナタ」を発表し、父の友人のヴァイオリンを弾き試みて、「おじさんのヴァイオリンは、僕のより八分の一音だけ低くなっていますよ」