일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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つたかずらきそのかけはし

蔦葛木曽棧

国枝 史郎

国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면

아오조라 문고

やあやあ主馬之介迅く参って此奴らの髻を切り払え!」

声に応じて主馬之介は襖の蔭から走り出で逃げ惑う上使を蹴り倒し二人の髻を切り払った。

逃げて行く二人を追いながら玄関まで主馬之介は走り出たが傍の半弓を押っ取るや、鏃を抜き取った矢を交えて討手の勢へ声を掛けた。

「討手の方々よく聞き候え、我ら木曽家に怨みはなけれど、我らを養う甚五衛門殿の危急の場合と見て取ったれば、日頃の恩に報ずるため防ぎ矢少々差し上げ申す。かく云う我らは伊勢の豪族北畠家の家人として弓手の一人に数えられたる鉄主馬之介と申す者、故あって主家を浪人し今では花村家の食客。久しく錬磨を怠ったれど、桶皮胴の二枚肋、三つ重ねを一町先から裏掻しまでに射通すことさして困難とも覚え申さぬ、論より証拠、いざ、ご覧あれや」

声もろともに射出す征矢に先に進んだ騎馬武者一騎、真っ逆様に馬より墜ち、次に進んだ騎馬武者は馬もろともに倒された。

この弓勢に恐れてかワッと寄せ手は声を上げて半町ばかり退いた。その有様を主馬之介は莞爾とばかり見送ったが、やがて半弓カラリと捨てて邸の中へ走り込んだ。一旦退いた討手の勢はそれと見るより引っ返して再び門に迫ったが左右なく討ち入る事もせず同じ場所に屯ろして空声ばかりを上げるのであった。