후리가나로 읽는 일본 고전
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면
夜は寂々と物凄く、風さえ今は途絶えている。何の物音も聞こえない。
本堂の縁に腰かけていた常陸介と山尾とは闇の中で顔を見合わせた。
「天晴れ世間の噂に違わず、三匹の狐が三様の化け方、なかなか巧みにやりましたな。あれでは城下の町人どもが化かされるのももっとも千万、常陸、少々感心申した」
「ほんとに綺麗に化けましたこと。とは云え畜生の浅ましさに、小手抜小女郎というあの狐は、白拍子姿に化けたはよいが黄金造りの立派な太刀を右に佩いていたではございませんか」
「ほほうさようでござったかな。そういえばこのような闇の夜に彼らばかりが描いたようにハッキリと姿を見せおった。畜生は畜生でござりますのう」常陸は笑って云うのであった。「それにしても彼らは我々の主人花村殿を悪態に申し復讐するなどと云いおったが何をする気でござろうかの?」
「何をしようが相手は獣、恐れるところはござりますまい」
裸体武兵衛
この時、銀杏の根もとの辺から、パッと白光が閃めいたが、法蔵寺鈍二兵衛を先に立てて小女郎もお夏も洞穴から出た。
「これで相談も調ったが、何んと名案ではあるまいかな」
鈍二兵衛が鼻を蠢めかした。