후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면
こうして城内も城外も疫病の魔王の荒れるに任かせてほとんど手を着ける手段もなく、憐れやこのまま城も人もことごとく滅びようとするのであった。
常陸介と山尾とは、疫病の原因を知っているため、かえって疫病が恐ろしく他人にも増して神社仏閣へ熱心に参詣するのであった。数百年を経た古狐の悪意から出たこの災いは到底人間の力をもっては防ぐことが出来ないということを、二人とも法術者であるために早くも心に会得して、ただこの上は神々の威光にお縋りをするそれ以外には施す方法は全くないと思い定めているのであった。
今日も二人は連れ立って、十二月の寒い朝風を、寒いとも思わず真っ向に受け、昨夜の雪の積った道を駒場の方へ行くのであった。長い街道を行き抜けて、だらだら坂を丘へ上ぼり、吹きさらしの曠野を真っ直ぐに、やがて濃緑い森へ来た。
長い石段を上へと登り、社の境内へ二人は出た。向こうを見れば玉垣の奥に津島神社の本殿がある。右手に絵馬堂が立っている。二人は神水で手を洗いその手を虔しく打ち合わせて病魔退散を祈るのであった。
やがて二人は礼拝もおえて社の外へ出ようとした。すると右手の絵馬堂から快よさそうな鼾の声が二人の耳へ聞こえて来た。