후리가나로 읽는 일본 고전
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면
その信長の一部将であって後年天下を掌握し、関白にまで経登ったところのかの豊臣秀吉なども主人信長のやり口を学んで早陣にかけては名人であった。例えば主君信長が逆臣明智光秀のために京都本能寺で弑せられたと知るや敵の毛利氏と和を講じ、光秀の構えの整わない先に山陽道を長駆して山崎街道に軍を進め、一戦に敵を破った如き電光石火の早陣であった。
花村甚五衛門宗房もまた早陣の巧者であって、城中の家臣もその風に化せられその道にかけては素早やかった。
「……いざ猪狩りの用意致せ!」
と、甚五衛門の鶴の一声がようやく終えたか終えない先に既に用意は出来上がっていた。
こうして同勢八百人、鉄砲足軽を真っ先に立て弓方鎗方を段々に備え、浪人組に旗本を守らせ、あるいは騎馬、または徒歩、狩犬の群を引卒し小荷駄兵糧を殿として、太鼓、陣鉦、法螺貝の音に、まだ明けぬ夜を驚かせて恵那山指して押し出した。
「これこれ町人、ちょっと物を尋ねる……」
呼びかけられて町人は背後を何気なく振り返る、と下帯一つの赤裸、雲助姿の大男と前髪立ちの美しい武士が高く上った朝陽を浴びて雪の往来に立っている。
「へい。