일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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つたかずらきそのかけはし

蔦葛木曽棧

国枝 史郎

国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면

아오조라 문고

道に迷われる気遣いもなし」

「それでは一緒に参ってくれ」

「へいへい承知致しました」

ワイショ、ワイショと掛け声をして、彼らは数馬を守りながら、飯田の方へ山を下る。

彼らは年中旅から旅、里から里へ巡り歩く旅烏の身の上であるからか、家を持ち故郷を持つ人達よりも、かえって頼もしい心栄えと侠気と義理とを持っていた。

数馬は彼らの情によって空腹と乾きとを充たすことが出来た。

彼らの歩みは神速で、そうして非常に規則正しい。戦場の歩みと変わりがない。数馬は心で感心し、「歩くのが彼らの商売とは云え、自ら戦場駈引きの足並みに倣うとは不思議なものじゃ」と、尊敬の念さえ起こって来た。

進み進んで行く中に、東の空が明けはなたれた。群鴉が啼き声を高く上げて、神使のように飛んで行く。次第に路も平坦となり、ポツポツ人家が見えて来た。やがて繁華な城下へ出たが、これぞ飯田の町であった。

鋭い剣の飛礫

飯田の町には綺羅を飾った沢山の人達が出盛っていた。どうやら祭礼でもあるらしく軒並に神灯が飾ってある。この土地は気候が温暖と見えて町には雪も積もっていない。

町の外れにコンモリと茂った杉の林が立っていたが香具師の一隊はそこを目掛けて悠々行列を練って行く。