후리가나로 읽는 일본 고전
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면
その鶯が遥々と我らの恋を祝福しに飛んで参ったかもしれませぬ」
「ほんにそうかも知れませぬ。その鶯を外国のお方はナイチンゲールと呼ぶとやら」
「今宵もどうぞオースチン師にお目にかかって参りたいものじゃ」
「おっつけお見えになられましょう」
「あのお方様のお話の中には、我らの不浄の心持ちをお清めくださる不思議な力が籠っているのでもござりましょうか、黙ってじっと聴いている中に自と心が清らかになり、光明世界に上ったような気になり申す」
「それに私ども二人の恋を無事にお守りくださるのもあのお方様ではござりませぬか」
「あのお方様のご保護がなくば、仇敵同志のこの二人の、こういう逢瀬は思いも寄らぬ……や!」
突然、静かな恋語のこまやかな空気を突き破って剣戟の音が轟いた。暗黒であった谷の底ににわかに松火の光が射し、その辺りから山へかけて合図の号笛が鳴り渡り、
「神保帯刀様ご嫡男、同姓市之丞様に物申す。いざ尋常にご覚悟あって、その御手背にお廻わしあれや!」と大音に呼ばわったものがある。
オースチン
「浮雲いところでござったよの――しかし老人が参ったからは心配のことはもはやござらぬ。