일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

つたかずらきそのかけはし

蔦葛木曽棧

国枝 史郎

国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면

아오조라 문고

それは、諸国の人買いから金に飽かせて買い取った多くの遊女が館を抜けて逃げるのを防ごうためである。

夏の陽が対岸の檜山の梢の向こうへ沈んでしまうと蝙蝠が宵闇の家々の屋根を、掠めるようにして飛び廻わり、藪原は夜になるのであった。

いつものように、藪原長者は、その夜も縁先へ座布団を敷かせ、むんずとその上に胡坐を組み、弓の折れの鞭を握りながら、破れた鐘のような声をあげて、家内の使童を呼ばわった。

「やいやい加藤次、加藤次はいぬか、いう事を諾かぬ女郎奴らを、疾く疾く庭へ引き出だせ! 弓の折れの鞭の百搏き、背中の皮の破れるまで、身内の肉の潰れるまで、頸の骨の砕けるまで、この長者様が打ち据えてくれる!」

「オッ」と奥から返辞があって、使童の加藤次は縄で縛った三人の遊女を引き出した。

「坐りおろうぞ! 坐れ坐れ!」

主人の威光を笠に着て、敵役らしい赤面のその加藤次は権柄声で、こう女どもを怒鳴りつけた。

「ハイ」と蚊細い顫え声で、女達は恐ろしそうに返辞えたが、ベタベタと膝を庭へ突いた。

と、長者はそれをうち眺めニタリと一つ笑ったが、やがてそろそろと弓の折れを女どもの方へ突き出した。