후리가나로 읽는 일본 고전
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면
こう嗄れた老人の声が叱※(「口+它」、第3水準1-14-88)するように響いて来た。
「殿!」と、しかし、白虎太郎は、襖を尚も叩きながら、声を強めて云うのであった。
「さようの事は仰せまでもなく、とくより承知でござりまするが、今朝捉らえました旅人につき、とくお耳に入れたき儀ござって、お呼び起こし致しましてござります」
「ふむ。して、それは何事じゃの?」
「殿、お喜び遊ばしませ! 前代未聞の素晴らしい獲物が、引っ懸かりましてござりまするぞ!」
「ふむ」と老人の嘲笑う声がまた室から聞こえて来たが、「何事も大仰なその方の事じゃ、獲物の価値も知れている」
「さようなチッポケの獲物なんどで、何じょう殿を起こしましょうぞ。誠、大物にござります」
「して獲物は牡か牝か?」
「牡二匹に牝一匹、〆て三匹にござります」
「どうじゃな、牝は、若いのか?」
「若くて美しゅうござります」
「それは重畳、何よりじゃの……牡どももいずれ若いであろうの?」
「は、ただし、一人だけ」
「で、もう一人は老人か?」
「は、老人にござります」
「幾歳ぐらいの老人じゃの?」
「六十余歳かとも見えまするが……」
「いずれも立派な風采であろうの?」