후리가나로 읽는 일본 고전
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면
南無三宝躊躇はならぬと一散に木蔭より駈け出したものの彼らの群へ行き着くより先に、火が地雷火へはいったなら、万事休すと考えて、駈け行く足が縮むばかり、その時忽然と浮かびましたのは、受け剣と共に習い覚えたる投げ剣の一手にござります。日頃の練磨はかかる時の用、験めして見んと持ったる木刀を、一振り振って投げましたところ、流星のように燃え進む口火に、首尾よく落ちかかり火を消し申した」
「おお首尾よく火を消したとな」
「驚き周章る彼らの群へ、太刀を抜いて割って入り力の限り切り立てましたところ、烏合の衆と見えまして左右にパッと逃げ散りましてござる、まず安心と思った瞬間、またもやプンと煙硝の匂いが背後から匂って参りました。振り返り見れば紋十郎が仁王のように立ち拡かり、ご老師ご発明の投げ爆弾へ口火を付けて振りかざし、この私の胸のあたりを狙っているではござりませぬか」
「鉱山発掘の利器として愚僧造った爆弾を人間を殺す兇器として其奴応用したのだな?」
「仰せの通りにござります。絶体絶命もはや最期と観念の眼を閉じかけました時、これもご老師が発明の鉄索忽然鳴り渡り、一個の藤籠渡り来ると見る間に、籠の中より蝙蝠の如く男女の人影舞い下り紋十郎の傍らへ伏し転んだのに驚いてか、投げた爆弾の狙いは外れ、遥か後ろで破裂致し、私無事に助かりましたばかり