후리가나로 읽는 일본 고전
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면
「そなたも豪雄弾正太夫殿の血統を受けた身であるからは父上に似て心猛く女々しい振舞いあるまいと思えば、云いにくい事ではあるけれど市之丞殿のお身の上を明白にお聞かせ致しましょうぞ。まことは神保市之丞殿は土牢の中で殺害され……」
「ヒエーッ」
と姫はのけ反ろうとする。
「それそれそれが女々しいというもの、泣こうが喚こうが死んだ者の二度生き返った例はない。それよりとくと心を落ち着け、死者を慰むる葬い合戦、鬼王丸の白髪首を打ち取る算段を何故なさらぬ! 何よりの急務は城を脱ける事じゃ。城を脱けるその前にともかくも一度鳳凰の間へ帰り、改めて手段を講ぜねばならぬ、泣いているところではござりませぬぞ! 悔んでいるところではござりませぬわい! さ、立ち上がり一刻も早く、地下道を潜ぐり立ち帰りましょうぞ! それ、数馬殿先頭に立たれい、愚僧は姫を背負って参ろう」
土牢内の声
やがて、三人は広間を出たが廊下には誰もいなかった。
で、三人は廊下を元来た方へ引き返し、地下道に通ずる上げ板まで来た。巨大な環が付いている。
数馬はすぐに環を握り金剛力で引き上げた。と、ポッカリ口が開いて階段が眼前に現われた。