후리가나로 읽는 일본 고전
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면
右京次郎の股肱の臣、筧白兵衛は群を脱け、城の大手の門へ行ったが、
「城内の方々に物申す。我らが主君飛鳥井右京次郎、黒姫山の賊寨を出で、同志合して四百人、只今城下まで参ってござる。そもそも飛鳥井家は京師の公卿、中納言にて伶人の家柄、右京次郎はその嫡子、本来なればかかる辺土へ参るべき人物ではございませぬが、自由平等人類愛の一大思想を布衍するため、日本全国を巡廻致します。ついては当城におかれても、至急城門をお開きになり、我ら一行を請じ入れ、救世済民の深淵の説をご聴取なされてしかるべし。右とりあえず申し入る」
大音声に呼びかけて置いて、トットと本陣へ引き返して来た。
飯山城主佐野常氏は、天徳寺家の分れであって、小田原の北条の被官であったが、もうこの時は六十歳、勝れた武将ではなかったが、さりとて暗愚の大将でもなかった。取り次の者からこの事を聞くと、ちょっとその首を傾げたものである。
「ナニ、京師飛鳥井家の公達、右京次郎と宣っているとな? ふうむこいつは眉唾ものだな。……で、同勢は幾百人とか云ったな?」
「男女合わせて四百人と、このように申されてございます」
「おお四百人か。