일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

つたかずらきそのかけはし

蔦葛木曽棧

国枝 史郎

国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면

아오조라 문고

その中央に白馬に跨り、悠々然として打たせて行くのが、酋長荒玉梟帥であった。雄風辺りを払うばかり、まことに堂々と立派であったが、やはり扮装からいう時は、あまり綺麗だとは云われなかった。甲は確かに戴いていた。しかも鍬形の甲であった。だが一方の鍬形が、真ん中どころから折れていた。鎧もまさしく着けていた。しかし草摺りは千切れていた。鎧直垂も着ているが、あちこちを鼠に喰われていた。籠手脛当てもあててはいたが、古び穢れ錆びていた。手に持ったは槍であったが、さすがにこればかりは磨ぎ澄まされ皎々として輝いていた。後から五十人の後衛隊が、同じみすぼらしい風態で、護衛するように従いて来た。

三百五十人の一隊は、嫁迎いの行列なのであった。何という業々しい嫁迎いだろう! だがこれには理由があった。つまり瞞し討ちを恐れたからである。彼ら山上の麗人族は、信頼されない人種なのであった。譎詐、権謀、巧言、令色、こういうことは彼らにとって、朝飯前の仕事であった。うかうか暢気に乗り込もうものなら、ワナに掛けられないものでもない。そこで戦争を覚悟して、彼らは出立したのであった。

一匹の火竜が天上するように、彼らは断崖をよじ登った。