후리가나로 읽는 일본 고전
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
村井 弦斎의 食道楽(くいどうらく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 160,757자 · 321화면
僕は世人の気楽なるに驚くね」と文学者の口よりかかる説の出ずるは幾分か世運の進歩せし兆ならん。主人の小山も同感と見え「いかにもそうだよ、書画や骨董の鑑定に長じて千年以前の物も立どころに真偽を弁ずると威張る人が毎日上海玉子の腐りかかったのを食べさせられても平気でいる世中だもの。古い書画を鑑定する智識と毎日の食物を鑑定する智識といずれが人生に必用だろう。世中の事は多く本末軽重を誤っているからおかしい。女にしてもその通りだ。僕の妻君なぞは珊瑚の玉と明石玉とを鑑別する事は大層お上手だが魚屋の持って来た鯛は房州鯛か三浦鯛か新しいか古いかという事はよく御存知ない。同じ大さでも房州の鯛と三浦の鯛とは直段が半分以上も違うからね」と妻君にまでとんだとばっちり。妻君打笑い「だから私も中川さんやお登和さんに教わって色々な事を覚えるつもりです。中川さん、玉子のお話のついでに、どうしたら玉子を長く保存しておく事が出来ましょうか教えて下さい」中川「玉子の保存法ですか。第一には新しい玉子と古い玉子と一所に置いてはいけません、一つでも古い玉子が交って腐敗し始めると直ぐに外の新しいのへ伝染して皆んな腐ります。