후리가나로 읽는 일본 고전
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
村井 弦斎의 食道楽(くいどうらく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 160,757자 · 321화면
お帰りの日が分りましたらどうぞ早くお知らせなすって下さい」と語る後方に若者の権蔵「ヒエー、わしは若旦那のお迎いに一の関辺りまで参りますべいと思って、ヒエーまだお分りになりませんか」と誰も彼も皆な若旦那の帰期を問わざるなし。この村より東京へ留学して仮にも大学校を卒業せしはただ一人、その一人のために村の名誉は隣村を圧するばかりと村中の人皆な大原学士のために一大祝典を挙げん事を思う。大原の父母も鼻が高く一々来客に接して悴の事を吹聴する。後れて来りし半白の老人大原家とは同格の家柄と見えて横柄にツト庭先へ入り来り「ヤア今日は、満さんはまだ帰るとも帰らねいとも分らねいかね。多分帰っては来めい。だから私は若い者を東京へ出すのがイヤだというのさ。旨く行かなけりゃ途中で銭を費って始末に了ねい道楽者になってしまうし、旨く行って少しでも出世するとモー国の事を忘れてしまって以上たっても帰らない。それにな、東京で女に引かかるとモー駄目だよ。悪い女でなくても東京で女房を貰ったら自分は帰って来る気があっても東京の女なんぞはこんな田舎へ引込む気はないからね。国の事なんぞは夢にも見なくなってしまうだ。