후리가나로 읽는 일본 고전
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
村井 弦斎의 食道楽(くいどうらく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 160,757자 · 321화면
なかんずく蛋白質、脂肪、含水炭素の三成分は人体に最も必要なり。
蛋白質は体中に入りて二種の役目を勤む。一は体中の諸液を製造して血液、唾液、胃液、腸液、膵液、胆汁、粘液その他必要の液を尽く供給し、一つ体中諸機関の消耗を補いて肉ともなり、皮ともなり、毛ともなり、骨ともなりて常に人体の要部を補給するなり。譬えば蒸汽機関を運転するに蛋白質が石炭ともなりまた自ら器械の修繕をも兼ねる如し。故に最も人体に必要なる要素にして人の発育期、病後恢復期および妊娠期等には殊に多量の蛋白質を要す。食物を調理するものはその事を忘るべからず。同じ蛋白質にても動物の肉にある者は野菜等にあるものよりも営養分優等なり。また筍の蛋白質は他の野菜の蛋白質に劣れり。
脂肪もまた体力と体温を生ずるものなり。体温の必要なる時即ち寒き季節の如き、あるいは他の原因によりて脂肪を要する時は殊に脂肪分の多きものを食すべし。平生といえども脂肪分不足する時は蛋白質を消耗せしめて営養力を減ぜしむ。たとえば蒸汽機関を運転するに油を注す事を怠りてそれがために器械を消耗せしむる如し。日本人の食物は脂肪分に欠乏せる傾きあり、よく注意せざるべからず。