轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

どうひょう

道標

宮本 百合子

第一部「展望」筑摩書房、1947(昭和22)年10月号~1948(昭和23)年8月号<br> 第二部「展望」筑摩書房、1948(昭和23)年9月号~1949(昭和24)年5月号<br> 第三部「展望」筑摩書房、1949(昭和24)年10月号~1950(昭和25)年2月号、1950(昭和25)年4月~12月号<br> 資料「展望」筑摩書房、1949(昭和24)年8、9月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 846,457 字 · 1672 页

青空文庫

その光景は、壮観だった。しかしながら、現代フランスの才能ある画家たちの独自性は、何と独自性のための独自性だろう。フランスの現代美術にはもう流派というものはなくなった、と云われている。その現実を、こうして画家たちの個性の林立において眺めると、そこにあるのは着想の嶄新さであり、その嶄新さは一人一人の画家の主観の超現実的な凝集と分解、ディフォーメーション、するどく計量されている不調和の調和の上に約束されているものだった。

フランスで、文学は、大戦後も崩れてはしまわなかった。はげしく動く人間の歴史の中から確かりと能動的に精神の骨格をそびえさせている。大戦によって社会主義の社会にならなかった国々の進歩性と、より高い聰明への省察、人間性の探究として立っている。それを伸子は、ロマン・ロランにおいて見出し「クラルテ」の作者によって知り、マルチネによって感じることができた。

絵が、文学より先にフランスでこんなに砕け、感覚の中へ分散してしまっているのは何故だろう? フランスの絵が、リアルな現実をこういう形にくだいて実体を失わせ平面にしてしまうしか出道のないことについていまパリで絵を勉強している人々は懐疑がないのだろうか。