轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

どうひょう

道標

宮本 百合子

第一部「展望」筑摩書房、1947(昭和22)年10月号~1948(昭和23)年8月号<br> 第二部「展望」筑摩書房、1948(昭和23)年9月号~1949(昭和24)年5月号<br> 第三部「展望」筑摩書房、1949(昭和24)年10月号~1950(昭和25)年2月号、1950(昭和25)年4月~12月号<br> 資料「展望」筑摩書房、1949(昭和24)年8、9月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 846,457 字 · 1672 页

青空文庫

にでていた一つの諷刺画を思い出した。それは、ソヴェト社会にある官僚主義を鋭く諷刺したものだった。「氷でつつまれた」役人たちを、一枚のブマーガ(書類)がどんなに忽ち愛嬌のいい人間に「とかしてゆく」かという有様が描かれていた。伸子は、咄嗟の思いつきで素子に日本語で云った。

「わたし、これからヴ・オ・ク・スへ行ってくる」

ソコーリスキーが、ヴ・オ・ク・ス(対外文化連絡協会)という単語をききとがめた。

「何と云われたんですか」

伸子に向ってきいた。

「わたしは、ヴ・オ・ク・スへ行って、こういう場合、モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)人はどう処置するのが普通なのか相談して来る、と云ったんです」

「ヴ・オ・ク・スにお知り合いがありますか」

「わたしたちは、モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)へ来てもう一年たっているんです」

ソコーリスキーは沈黙した。しかし、彼が伸子たちのいる部屋をあけさせなければならないことにはかわりないらしく、しかも、その時刻は、刻々に迫っているらしかった。考えながらソコーリスキーは腕時計をのぞいた。そして、また思案していたが、暫くすると、それよりほかに方法はない何事かを決心したらしく、