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「やまとみんぞく」とはなんぞや
先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選
喜田 貞吉
喜田貞吉『先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「日本民族」とは何ぞや、「ケット」と「マット」、奥羽地方のシシ踊りと鹿供養、火葬と大蔵、くぐつ名義考、国栖の名義、国号の由来、時勢と道徳観念、周防石城山神籠石探検記、炭焼長者譚、長吏名称考、憑き物系統に関する民族的研究、手長と足長、道鏡皇胤論について、間人考、人身御供と人柱、法隆寺再建非再建論の回顧、本州における蝦夷の末路、オシラ神に関する二三の臆説、サンカ者名義考。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 195,063 字 · 389 页
石棺にもとても屍体を収め難く思われる程に幅の狭いものがある。神戸夢野で福原潜次郎君の調べられた極小の石棺にも、二人分の遺骨が発見された。これらもまた多くは洗骨の風を認めて後始めて解すべきものであろう。
洗骨がかつて我が国においても行われたであろうとのことについては、自分は既にしばしば歴史地理の誌上(二十五巻五号六頁、三十二巻六号六頁等)に発表しておいた。不幸にして学界の承認を得なかった様ではあるが、しかもそれを立証すべき類例は、かなり多く自分の手許に集まっているのである。けだしこの風は我が石器時代からも存していて、歴史時代にまで引き続き、盛んに行われたものであろう。記録上にこれを見ぬのは、それが普通の事であって、一向珍らしくなかったが為と解するのが至当であるかもしれぬ。播磨風土記飾磨郡の条に、墓を造って葬り、後其正骨を運び去ると云い、賀毛郡の条に、朝夕日の隠れぬ地に墓を造って其の骨を蔵すなどあるのは、たまたま事によって洗骨の事が記されたのだとみればみられぬ事もない。
右は洗った骨を、さらに鄭重に墳墓内に葬ったのであって、現に琉球・台湾・南部支那等に行われているのと同様のものであるが、実際上にはかく墓内に葬ることなく、洗った遺骨をそのまま委棄した場合が多かったらしい。