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ちょうにんげんエックスごう
超人間X号
海野 十三
「冒険クラブ」1948(昭和23)年8月~1949(昭和24)年5月号、「超人間X号」光文社、1949(昭和24)年12月刊行の上記単行本で完結
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,025 字 · 178 页
X号の新計画
ところが、中にはたくさんの機械人間ががんばっていて、警官隊を中に入れまいとした。そこで衝突が起こった。
だが引きさがるような警官隊ではない。ついに、すきを見つけて、そこからはいってきたのだ。それから家さがしをして、この建物のあらゆるところを調べてまわった。ところが、にせ博士の超人間X号を発見することはできなかった。またその所在もわからなかった。
ひょっとしたら、誘拐された谷博士がここにいるのではないかと、それも気をつけて調べたのであるが、博士の姿もなかった。
そして事実は、さっきのX号のひとりごとでお分かりのとおり、X号も博士も最地階にひそんでいたのである。
警官隊は、小人数の見張りの者をのこして、あとはみんな、ふもとの町へ引きあげていった。
X号の新計画
「はっはっはっ、みんなあきらめて帰ってしまった。そのうちに、見張りのやつらも引きあげていくだろう」
X号は、窓から外をのぞいていて、あざ笑った。
それはいいが、X号の方にも、重大な問題があった。それは、また、いつ警官隊がおしかけてくるかも知れず、うるさくてしようがない。そしてこんな死刑囚火辻軍平の病気だらけのからだを借りていると、いつ頓死するか知れたものではないし、そうかといって、まただれかのからだを手に入れ、その中にはいったとしても、また追いかけられる