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はいいろのきょじん

灰色の巨人/魔法博士

江戸川 乱歩

線上閱讀江戸川 乱歩《灰色の巨人/魔法博士(はいいろのきょじん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。

N3 · 進階 · 新字新假名 · 156,085 字 · 312 頁

青空文庫

でっかい頭に赤白の運動帽をかぶり、赤いジャンパーに、はでなしまズボン、顔はおとなで、からだは子どもみたいなやつです。

「あっ、一寸法師だっ。」

それは、宝冠をぬすみ出した一寸法師でした。土の玉の中が、くりぬいてあって、そこが一寸法師のかくればになっていたのです。玉が、ひとりでころがったわけも、これでわかりました。小林団長が、ポケットから、よびこの笛を出して、ピリピリリッ……と、ふきならしました。

すると、ライトのむこうの方から、明智探偵と、中村警部と、数名の警官が、かけつけてきました。そして、一寸法師は、なんなく、つかまってしまったのです。

「おてがら! おてがら! さすがは少年探偵団だね。よく一寸法師を、さがしてくれた。」

中村警部が、ニコニコして、少年たちのてがらをほめました。

「これで、ひとりはつかまったが、あとにまだ、ふたりいる。小林君、しっかりやるんだよ。」

明智探偵が、小林団長のかたをたたいて、はげますのでした。明智は、じぶんがやれば、なんでもないのですが、こういうときに、小林君や少年団員たちに、じゅうぶん、てがらをたてさせてやろうと考えていたのです。