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はいいろのきょじん

灰色の巨人/魔法博士

江戸川 乱歩

線上閱讀江戸川 乱歩《灰色の巨人/魔法博士(はいいろのきょじん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。

N3 · 進階 · 新字新假名 · 156,085 字 · 312 頁

青空文庫

町のゾウ狩り

じつにおもしろくなってきた。ぼくはこういう犯罪がすきだよ。魔法つかいみたいなやつがね。それについて、ぼくは、ひとつ考えがある。その考えを、やってみるつもりだ。きっと三人とも発見してみせる。」

明智は自信ありげにいうのでした。それにしても、大男と、一寸法師と宝冠の少女は、どこにどうして、かくれているのでしょう。また、明智探偵は、あれほど捜索しても、わからなかった三人を、いったい、どんな方法で、さがしだそうというのでしょう。

あとでわかったのですが、三人は、じつにふしぎな場所にかくれていました。かれらは、いつもみんなの目の前にいたのです。それでいて、ぜったいに発見されないような、かくれかたをしていたのです。それがわかったとき、読者諸君は、あっとおどろくにちがいありません。明智探偵でさえもおどろいたのです。中村警部や部下の警官たちは、いっそうおどろいたのです。

しかしこの秘密は、あとのおたのしみとして、そのまえに、神社から町へ逃げだした巨ゾウが、どうしてつかまったかということを、しるしておかなければなりません。

町のゾウ狩り

八幡神社から逃げだしたゾウは、夕がたの町を、のそりのそりと歩いていきました。